充血・白目が赤い
充血・白目が赤い
①細菌性結膜炎
②アレルギー性結膜炎
③ウイルス性結膜炎
などの病気によります。
細菌性結膜炎は、慢性的な流涙、免疫の低下などにより生じ、目やにも出ます。抗生物質の点眼薬で治療します。
春先は、アレルギー性結膜炎に罹患される方が多くいらっしゃいます。スギ、ハウスダストなどの抗原の以外に、コンタクトレンズの長時間使用、アトピー、春季カタルなども原因になります。
抗アレルギー薬、ステロイド薬、免疫抑制薬の点眼薬を組み合わせ治療します。
花粉によるアレルギー性結膜炎
ウイルス性結膜炎は、はやり目と呼ばれるアデノウイルスの原因が多く、感染力が強いのが問題になります。(流行性角結膜炎)。
専用キットを準備しており、疑わしい方はすぐに検査が可能です。
流行性結膜炎の診断になった場合は、症状がよくなるまで1週間~10日前後 お仕事や学校など通勤・通学をひかえていただように、お伝えします。
ウイルス性結膜炎の画像
黒目の角膜のキズなどにより、目が赤くなる場合があります。
①ドライアイ:目の乾燥、涙の分泌低下・蒸発が原因でおきます。
ドライアイの危険因子として、加齢(加齢で、涙の量や性質が低下)、ライフスタイル(長時間画面を見る)、生活環境(低湿度、エアコン下、送風)、コンタクトレンズ装用、喫煙、飲み薬(涙の分泌を減らす作用のある飲み薬)、目薬(防腐剤など)、涙の油を作るマイボーム腺の病気、加齢でできる結膜(白目)の皺、全身の病気(涙腺が免疫の作用で傷つくシェーグレン症候群や関節リウマチなどの膠原病)などがあります。
人工涙液や、ヒアルロン酸含有の点眼薬を使用し、治療します。
マイボーム腺という、まぶたの裏の機能不全が原因にもなるので、瞼の周りを温めることも、有効です。
ドライアイにおける涙液膜の崩れ(黒く筋状に見えている部分)
眼の表面のキズ(点状に色素で染まっている部分)
②角膜炎
③角膜びらん
目を擦ってしまったり、異物が目に入った後になりやすいです。
上記のドライアイの治療薬と、抗生剤の点眼薬を併用します。
白目の結膜下の血管が破れて出血した状態です。
免疫が低下した時や、目をこすったり、飲酒などが原因にあげられます。
視力が悪くなることはありません。1~2週間で、出血が自然吸収されることがほとんどです。
黒目の周りが赤くなる状態です。下記のような病気に伴うことがあり、随伴する症状として、目のいたみ、見え方の悪化(眩しい、ぼやける、霞む)、頭痛、吐き気
などが、起こり得ます。原因にもよりますが、上記を伴う際は、早めの受診をおすすめします。
白目が赤い状態のイメージ画像