白内障|稲毛海岸やすだ眼科|千葉県千葉市美浜区の眼科

〒261-0004 千葉県千葉市美浜区高洲3-23-1
ペリエメディカルビル美浜2F-B
043-306-8475
ヘッダー画像

白内障

白内障|稲毛海岸やすだ眼科|千葉県千葉市美浜区の眼科

白内障とは

白内障は、眼球の水晶体という組織が濁ってしまう病気です。

 白内障は加齢によって起こるものが最も多く、水晶体のタンパク質が酸化によって変化して濁りを生じます。80歳以上になると、症状がない方を含めればほぼ100%の方が白内障だとされています。

白内障の原因

白内障は主に加齢が原因で起こります。進行には個人差があります。

他の原因に、以下が挙げられます。

・併発性白内障(ぶどう膜炎・糖尿病・アトピー性皮膚炎・長期間のステロイド治療により発症する)

・外傷性白内障(目の怪我により発症する)

・先天性白内障(遺伝などが原因で、生まれつき水晶体が混濁する)

 

                       白内障の画像

白内障の症状

  • 視野全体が白っぽく見える
  • 目がかすむ
  • ぼやける
  • ものが二重や三重に見える
  • 光がまぶしく感じる
  • 色彩が沈んだ色調に見える

当院の治療

治療は手術になります。

日常生活や仕事、運転に支障をきたしている方白内障が原因で急性緑内障になりやすい方は、手術をご考慮いただいた方が良いかと思います。

手術をお受けになられるタイミングは、白内障進行度やご年齢などを考慮して、患者さんのご希望を聞きながら、よく相談して決めています。

一概に手術の時期の決まりはありません。ただし、見えずらくなりすぎるまで我慢すると白内障の進行度がとても強くなり、手術した際の術後の視力に影響がでる可能性があります。

 

手術について

混濁した水晶体を手術で取り除き、眼内レンズを挿入する手術です。手術は局所麻酔(点眼麻酔)で行います。最近では2 mm前後の切開創から超音波を発生する吸引器具を眼の中に挿入し、眼の中に水を灌流しながら混濁した水晶体の中身を吸引し、残した水晶体の薄い膜(水晶体嚢)の中に眼内レンズを挿入する方法で行われています。ただし非常に進行した白内障やもともと水晶体嚢を支える組織が弱い眼では、最初から、または術中に別の手術方法が選択されることもあります。白内障の手術は高度な医療技術と手術に携わる医療関係者の努力によって年々進歩してきました。手術時間が短いことが良い手術とか、切開が小さく簡単な手術といった間違った認識がありますが、手術時間は白内障の程度や病状によって異なり、また、手術の合併症によって重篤な視力障害が生じる場合もありますので、眼科医とよく相談して決める必要があります。

眼内レンズについて

水晶体は目のピント調節を行う役目をしていますが、白内障手術の際にはこれを取り除きます。眼内レンズは水晶体の代わりに目の中に入れる人工の水晶体です。眼内レンズにはさまざまなタイプのものがあります。ほとんどが小さな切開から挿入できる生体適合性の高い柔らかい素材(アクリル樹脂、シリコンなど)が使われています。眼内レンズは水晶体と違ってすべての距離にピントをあわせることはできません。現在最も多く使用されているのは、単焦点眼内レンズですが、より広い範囲にピントがあう多焦点レンズもあります。



多焦点眼内レンズは選定医療(療養全体にかかる費用のうち、基礎部分は保険で給付され、特別料金部分については全額自己負担になる)または全額自己負担となっており、各施設において診療費が異なります。また、単焦点・多焦点のいずれの眼内レンズにも、乱視を同時に矯正する効果をもつ眼内レンズ(トーリック眼内レンズ)もあります。どの眼内レンズを使うかは、患者さんの眼の状態やライフスタイルに応じて使い分けられていて、担当医とよく相談して眼内レンズを選択することが重要です。